センバツまであと1ヵ月

センバツまであと1ヵ月

エントリー投稿日:2017/02/11
みなさんこんにちは!!
2月に入り、まだまだ寒い日が続きますが、お元気ですか??
2月といえば受験シーズン真っ只中で、受験生にとって非常に大切な時期です。また、下旬には学年末考査もあり、受験生だけでなく下級生にとっても勉強に力を入れなければならない時期です。
私はというと、早く春にならないかなと思いながら日々を過ごしています。
春になればセンバツがあります。それを楽しみに毎日頑張っています。
ちなみに、センバツ開幕は3月19日(日)です。その日は公立高校一般入試の合格発表の日です。受験生のみなさんは合格の喜びとセンバツ開幕の喜びの両方を味わうことができるように一生懸命受験勉強に励んでください。

さて、ここからはセンバツについてです。1月27日(金)にセンバツ出場校の32校が決定し、徐々にセンバツの足音が大きくなってきています。今大会も実力校や話題校がそろい、非常に盛り上がる大会になる予感がします。兵庫県からは神戸国際大付と報徳学園の2校が選出され、兵庫の野球ファンにとっては非常に楽しみな大会になりそうです。さらに、例年6校選出の近畿地区は、昨秋の履正社の明治神宮野球大会での優勝により7校選出となりました。前述の通り、兵庫は2校で、そのほか大阪2校、奈良2校、滋賀1校となりました。京都と和歌山からは残念ながら選出されませんでしたが、夏の大会での活躍に期待したいところです。
全国的には、早稲田実業の清宮選手を筆頭に野手に目が行きがちですが、投手にも多くの良い選手がいます。また、センバツ出場校以外の学校の選手も冬を越えて成長していることと思います。したがって、センバツ出場校といえども、夏にまた甲子園に帰ってくるのは至難の業。実際、ここ数年で見ると、センバツ出場校(32校)のうち夏の大会にも出場しているのは約4分の1から3分の1程度。仮にセンバツで活躍したとしても、夏の大会の出場は全く保証されていないのです。だからこそ高校野球はおもしろく、そして、地方大会から見る価値があると考えているのですが。

センバツは今年で89回、夏の大会は99回を数えます。そして来年、夏の大会がついに100回を迎えます。2015年に高校野球100年として話題になりましたが、来年2018年に100回を迎えます。なぜ、2015年の段階で100回とならなかったのか。なぜなら途中、戦争による中断があったからです。1941年の大会が戦争の激化により中止となり(大会数のカウントには含める)、1942年~1945年の間、中断されてきました。そして終戦から1年後、困難な状況でありましたが、当時の人々の熱い思いから夏の大会が復活しました。この当時の人々の熱い思いがあったからこそ、現在の春と夏の大会があるのだと考えています。本当に頭の下がる思いです。
春と夏の大会は現在では当たり前になっています。しかし、過去を振り返ると、戦争が原因で野球をしたくてもできなかった方々がいるのもまた事実です。ある高校野球解説者の方が、「甲子園は平和の象徴である」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。平和だからこそ、高校野球を楽しむことができるのだと考えています。

話題がセンバツから高校野球の歴史や意義に変わってしまいました。しかし、このような長い歴史や重要な意義があるからこそ、高校野球は約100年前から現代まで輝き続けているのではないでしょうか。そしてそういった歴史や意義を理解して、我々はこれからもこの高校野球を見守っていく必要があるのではないかと考えています。

長文になりましたが、ときにはこういったことも考えてみることが必要かなと思います。
しかし、まずは今年のセンバツです。出場校も決まりましたので、どんな高校、どんな選手が出場するのか、そしてどんな大会になるのかを楽しみにしましょう!!
城北校 坂本

お電話でのお問い合わせ、フォームからのお問い合わせ・資料請求はこちらから!

アーカイブス