仁和寺にある法師

仁和寺にある法師

エントリー投稿日:2016/12/07
みなさんこんにちは!!
気づけば今年も12月ですね。
寒い日も増えてきたので、個人的には冬眠をしたいのですが・・・。
そして残念ながらこの時期は高校野球がありません。
ブログを書くネタに困ってしまいました。

というわけで題名を「徒然草」の1節にしてみました。教科書にも載っているので、ご存知の方も多いかと思いますが、簡潔に内容を書きますと次の通りです。
「仁和寺の法師が年を取るまで石清水八幡宮をお参りしたことがなかったので、思い切ってお参りに行ってきた。高良や極楽寺などをお参りして感動していると、周りの人々はさらに山の上に登っていた。法師は、一体何なのだろうかと思ったが、石清水を参ることを目的としていたので、山には登らなかった。(実はその山の上が石清水だったので、法師は失敗をしてしまったのだ!!)」
この話から筆者は、「少しのことにでも先導者がいてほしいものだ。」という結論を出すのだが、確かにその通りだと思います。ただ、今回注目したいのは法師の行動です。確かに失敗してしまいましたが、長年の悲願を達成するために行動を起こしたことに注目すべきことではないでしょうか。みなさんにも「これをしてみたいな」と思うことがきっとあると思います。当然私自身にもあります。そして今年を振り返ってみると、1つ長年の悲願を果たすことができたことがあります。

私が本格的に高校野球を現地で観戦し始めたのが数年前でした。大学時代から関西に住んでいたので、春の選抜や夏の選手権は言うまでもなく、春や秋の近畿大会などは喜んで観戦に行くわけです。その近畿大会は毎年持ち回りで開催されますので、それに引きずられていろいろな府県に行くことになります。都道府県と球場名を挙げると、兵庫県(明石球場・神戸球場・姫路球場・高砂球場など)、大阪府(舞洲球場)、京都府(西京極球場)、奈良県(橿原球場)、滋賀県(皇子山球場・彦根球場)、和歌山県(紀三井寺球場)、という感じになります。
私自身、昨年までに和歌山県以外の球場には行ったことがありました。しかし、残念ながら和歌山県には野球観戦以外を含め1度も行ったことがありませんでした。したがって、和歌山県に行くことが個人的には大きな長年の悲願だったわけです。そして、今年の近畿大会の開催県は和歌山県であったこともあり、ついに今秋、悲願の和歌山上陸を果たしたわけです。仁和寺の法師ほど感動したかどうか分かりませんが、紀三井寺球場を目にしたときはさすがに感動しました。(姫路から電車で3時間強、そして最寄り駅から球場まで徒歩で30分、合計で4時間近くかかったことも手伝って。)現地観戦した試合は自分自身の記憶や感覚の中にはっきりと残ります。それをもとに来年の春や夏の展望を描きます。非常に大変な旅でしたが、現地観戦できて本当によかったと思っています。

長年の悲願の達成は(失敗したかどうかは置いといて)非常に充実したものになります。勉強でも趣味でも何でも構わないと思います。みなさんも長年の悲願を達成してみませんが。

城北校 坂本

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