センバツに向けての戦いはすでに始まっている

センバツに向けての戦いはすでに始まっている

エントリー投稿日:2016/09/28
みなさんこんにちは!!
9月も下旬ですが、いかがお過ごしでしょうか??
先週は台風も来るなど、全体的に雨の多い9月となっています。雨が降るとどうしても高校野球観戦に影響が出てしまうので「あまり降ってほしくないな~」と思いながら過ごしています。

さて、夏の選手権の決勝から約1ヵ月。作新学院の優勝で幕を閉じた大会は、まだまだ記憶に新しいところだと思います。しかしながら、のんびりその余韻に浸っているわけにはいかないのです。というのも、夏の選手権の決勝の段階で、すでにほとんどのチームが新チームに切り替わっており、中には来春のセンバツに向けての予選が始まっているところがあるからです。兵庫県でも、夏の選手権最中のお盆あたりから、秋季兵庫県大会出場校を決める地区予選が県内各地で行われました。そして現在は、秋季兵庫県大会が開催されており、すでにベスト4が出揃いました。今週末に準決勝、決勝及び3位決定戦が行われ、3位までが10月下旬から和歌山県で開催される秋季近畿大会に出場します。そして同大会でベスト4以上に進出すれば、来春のセンバツ出場がかなり濃厚になります。しかし逆にいえば、すでに敗退してしまったチームも数多くあるわけで、それらのチームのセンバツ出場は絶望的になります。すなわち、それらのチームの高校2年生にとっては、甲子園を目指すチャンスが、すでにこの段階で来年の夏の1回に限られてしまっているのです。このように考えると、甲子園を目指す戦いというのはかなりシビアな世界だということがわかります。

秋季大会は夏の大会に比べるとあまり注目度は高くありません。しかし、センバツ出場がかかることから、非常に大切な大会だということがわかると思います。さらに、観戦する立場から言えば、この秋季大会からきちんと観戦することで、センバツや春季大会、さらには夏の選手権を展望する上で非常に大きな意味を持ちます。例えば、今夏の兵庫県決勝は 市尼崎3-2明石商 となりましたが、実は昨秋の県大会でも対戦しており、そのときは 明石商3-2市尼崎 でした。このとき私も同試合を現地で観戦しており、今夏、市尼崎が選手権出場を決めたとき、非常に驚いたものの、昨秋のこともあり一方で妙に納得した記憶があります。このようなケースはあまり見られないかもしれませんが、秋季大会からきちんと観戦することで、翌年の春夏にチームや選手がどのくらい成長するのかをはっきりと見ることができます。チームの勝敗だけではなく、そのような部分を見ることができるのも高校野球観戦の醍醐味だと考えています。

今年の高校野球のシーズンも残り2ヵ月。みなさんも上記のことをふまえながら、秋季大会を観戦してみませんか??
城北校 坂本

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