エポニム

エポニム

エントリー投稿日:2015/08/24
こんにちは,曽根校の小林です。

皆さん理科の授業は好きでしょうか。
理科は学年が上がるにつれて淡々と物事を覚えていく作業へと変貌しがちなので,上の学年の生徒ほど「あまり好きじゃない」という意見が多い印象があります。
理科という科目は,皆さんが持つ不思議・なぜ?に明確な答えを与えてくれる,また,答えを導けるようにしてくれる科目です。

世の中,不思議なことはいくらでもあります。
『なぜ物が燃えるの?』
これだってよくよく考えると不思議な現象です。これに始まり,
『炎ってなんなの?』
『宇宙では物は燃えるの?』
と一旦気になり出したら夜も眠れません。
(ちなみにこれらは小学6年生の教科書を引っ張り出せば解決します)

現代では,ほとんどのなぜ?は調べると解決します。しかも,調べるのに図書館に行く必要さえありません。
インターネットという素晴らしい文明の利器の力を借りて,すぐさま検索して調べることができます。
インターネットもなく,周りの誰に聞いても分からなかった昔の科学者はきっと夜も眠れず不眠症だったことでしょう。
しかしながら,彼らの寝る間を惜しんでの努力のおかげで現代のほとんどのなぜ?には答えが出ています。

『なぜ砂糖を加熱すると色が変わるの?』−メイラード反応で調べてみよう!
『宇宙人っているの?』−ドレイク方程式で調べてみよう!
『なぜ夜にローソンの看板がすぐ目につくの?』−プルキンエ現象で調べてみよう!
『なぜ大人は揃いも揃って「○○くんおっきくなったねえ,ついこの前まで小さかったのに」って言うの?』−ジャネーの法則で調べてみよう!

上であげた怪しげな用語,これらはいずれも謎を解決に導いた偉大なる科学者の名前を冠しています。

さて,ここまで,さも「インターネットを使って調べれば世の中の分からないことは全て分かる」風に話を進めました。
でも実は,世の中,インターネットを使っても誰に聞いても分からないことがまだまだ沢山あります。

是非,知識を沢山身につけて,将来,自分の名前がついた法則・現象名を世の中に広めて下さい。
くれぐれも不眠症には気をつけて。

曽根校 小林

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