「知る」ということは

「知る」ということは

エントリー投稿日:2022/09/22
論語の中の孔子の言葉にこのような言葉があります。

「知之為知之、不知為不知。是知也。」
之(これ)を知(し)るを之(これ)を知(し)ると為(な)し、知(し)らざるを知(し)らずと為(な)す。是(こ)れ知(し)るなり。
「知っていることは知っている、知らないことは知らないとして、素直な態度になる。それが知るということである。」

私たちは、“知る”という状態をどうしても知識がある状態のことだけを指すように感じてしまいますが、知らないということを理解している状態のことも確かに“知る”ことになります。自分を客観的に分別できているということですね。
これは勉強する上で非常に大切なことだと思います。既に知っていることに執着しすぎてもダメですし、知らないことばかりに目を向けても知っていることが疎かになり忘れてしまうかもしれない。知っていることはより短い時間で処理できるように、知らないことは知っていることに出来るように取り組む。これが勉強の基本だと思います。
論語の中にはこのような言葉が沢山あります。生活していく上でヒントになる言葉はもちろんですが、漢文に触れるきっかけにもなる非常に良い教材だと思います。

A-Plus相生校 岸本

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